トップページ

「謎のカラスを追う」を出版しました。2006年に始まり2016年に終了した私の北方のハシブトガラス研究を、一般向けに紹介したものです。一流の国際誌に論文が載るレベルの研究をして、その結果にもとづいて科学の面白さを広く一般大衆向けに伝えるために本を著す。これは「ワタリガラスの謎」の著者、バーンド・ハインリッチの流儀です。彼には及びませんでしたが、彼の流儀を真似て研究をし、一般向けの本を出版しました。日本ではこのようなタイプの出版はごくまれで、カラスに関しては初めての試みと自負しています。築地書館、本体\2400 + 税

 

烏声妄言のページに「ネアンデルタール人を絶滅したことにしたい人々」を追加しました。クロマニュヨン人とネアンデルタール人の交雑は亜種間の交雑に関する問題ことです。北方のハシブトガラス研究の出発点は交雑帯だったから、ヒトの交雑と無関係ではなかったのです。 2018/05/24

進化・種分化のページが新登場しました。2006年春から始めた極東ロシアと北海道のハシブトガラス研究、それから生まれた新知見を全て公開しています。研究結果をまとめた3本の論文は共同研究者がロシア人だったので、すべて英文、海外の雑誌に受理公開されました。最重要な論文は、Journal of Ornithologyに受理公開されています。このページは少し詳しい和文要約です。


「カラスをめぐる冒険」にようこそ

オリジナルな研究成果(一次情報)を中心にカラス研究を紹介するサイトです。自分は「量」優先の研究スタイルでやってきました。片手間に集めた貧弱な量のデータを豊かな空想力で補い、質の高い結果を求めるのは邪道だと考えています。先ず十分な量の観察データを集めること。次いで既成のパラダイムに縛られることなく熟慮を重ねて新境地を切り開こうとする。そうすることで従来にない新しい「質」に辿りつくことが出来ると考えてきました。

「カラスを追って海外へ」のページ アルバム中心に構成され、極東ロシアでのExpedition記録、対馬と韓国への調査行記録は自信作です。

「カラスを捕える」のページ 賢いと定評のあるカラスをどう捕えるか? 巣の中の雛を捕まえるには木登りの術が必要です。若鳥を捕まえるなら箱罠で行けますが、なわばりを持っている成鳥を捕まえるには無双網の技術が欠かせません。日本の鳥類研究者で木登り術と無双網に長けていたのは信州大学の中村浩志さんでした。個体識別をして調査をするのがカラスの生態研究の王道です。彼から直伝で木登り術と無双網を教えていただきました。

「行動・生態」のページ 30余年の研究生活の前半、行動と生態を中心に比較的狭い時空間内での冒険の成果を紹介します。

「進化・種分化」のページ 後半は進化と種分化をテーマにカラスの頭骨を使い研究しました。広大な時空間、東シナ海からアムール川上流域まで東アジアの広域を舞台に、最終氷期突入前から現在までの十万年に渡る時間の流れの中で、ハシブトガラスの分布域の変遷、形態の変化を解明しようと努力しました。形態学と分子生物学のコラボレーションが新境地を切り拓きました。

「English Digest」 For foreing ornithologist who do not speak Japanese, English Digest provide you many new findings on Crows that are pronounced in my ten Japanese articles.

「烏声妄言」のページ カラスに憑かれた著者のESSAYを数編。

「編集者」のページ Independent Researcher中村純夫の経歴や近況。     

Cover Slideshow 京都野鳥の会の三宅慶一さん撮影